テニスプレイヤーにとって最も怪我が多い部位は肩…
というわけではありませんが、ここが怪我の頻発部位であることは間違いありません!
実際に世界のトッププレイヤーも例外なく肩の怪我を防ぐために様々なトレーニングで補強を行っており、それは今回の動画に出てきているアルカラス選手も例外ではありません。
もちろんこの肩の筋肉を鍛える方法は何種類もあり、多くのプロが様々な方法で鍛えていますが…
今回ピックアップしているのはアルカラスが行っている肩の補強動画でボールを使用した動きになります。
先に言っておくと、このようなエクササイズは今回はアルカラスが行っている動画をピックアップしていますが、女子No.1(2024年1月現在)のイガもやっているのを見たことがありますし、恐らくその他にも多くの選手が行っています。
一見するとなんだか奇妙な動きをしていますね(笑)
重量まではわかりませんが、少しだけ重さのあるボールを後方にいるパートナーに向かって投げている形。
これは下の画像にあるような肩の後面の筋肉を鍛えるのに効果的でして、実際に多くのテニスプレイヤーがこの
辺りの筋肉が肩の前面にある筋肉に対して弱くなりがちだとされているため、トッププロの多くはしっかりとここの補強を行っています。
この肩の後面が弱ってくるとバランスが悪くなってきまして、簡潔に言うとまず肩のおさまりが悪くなってきます。
そうなると腕が上がりづらくなってきたり、腕を上げるたびに肩がポキポキとなったり最終的には痛みが生じてきたりもします。
そして次に、この肩の後面の筋肉が果たす役割として減速が挙げられます。
これはサーブでもストロークでもそうですが、素早くラケットを振ってボールを打った後、体は無意識にラケットを減速させています。
で、この減速させる動作、実は筋肉に大きな負荷がかかっているのです。
そのため、プロテニスプレイヤーの様にパワフルにプレイする人間は、この肩の後面の筋肉は鍛えて強くしておかないと筋肉やその他の組織を損傷して最悪手術する羽目になったりするわけです。
正直、怪我というのはなってから治そうと思うと本当に大変です。
そのため、今回紹介した様なエクササイズを行いつつ予防をするというのが、一番重要なこととなります。
もちろん怪我を100%予防するなんてことは不可能なので、こういった補強のトレーニングを行っていても怪我をすることはあります。
ただし、怪我をする確率は確実に減りますし、もし何かの拍子に怪我をした際もトレーニングをしていたおかげで軽傷ですんだなんてことも起こりえます。
なのでくどいようですが、テニスを本気で強くなりたいと思っている方は必ず何らかの形で肩の補強は行っておくようにしましょう!
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