おーいゴリラ~!
テニスが強くなるトレーニング教えてくれ~!
OK!
じゃあさっそく今からジムに行くぞ!
今日はいつものジムでのトレーニングとは違うことがしたいな…
コート上でボールを拾いまくるジョコビッチみたいなプレイヤーになりたいんだ。
なるほど、そうするとフットワークに関わるトレーニングかな?
具体的にどういったトレーニングを積めば良いかイメージはついているのか?
とにかくコート上で速くてミスをしないプレイヤーになりたいんだ。
だからどういったイメージかと聞かれると困っちゃうな…
なるほど、その辺がまだ少し曖昧なんだな。
じゃあまずはコート上の動きについてのデータを見てみよう!
プロテニスプレイヤーの試合中のコート上での動きの割合が以下の通り。
見た通りシングルスでは横方向の動きが70%を超えている。
それを踏まえた上でラビットはどんなトレーニングを積んだら良いと思う?
でもこんなに違いがあったなんてビックリだよ…
ただし、コートの横幅一杯使ってトレーニングするべきかと言われると…
え⁉なんで?
だってプロの試合観るとコートの端から端まで走り周るような激しいラリーしてるよ?
もちろんそういったポイントもある。
ただ、そういうポイントがラビットの印象に残っているだけで実際は少し違う。
これは研究データがあるので見てみよう。
え、2.5m?ほとんどのボールが自分の近くに返ってくるってこと⁉
常にコートの端から端まで走り回っているイメージだったよ…
意外な印象を受ける気持ちはなんとなく理解できる。
プロの試合を観ていると何故だかそういうイメージを抱きやすい。
ただ、これでさっき見せたデータと合わせてなんとなく方向性が見えてきたかな?
うん!
横の動きと短い距離を素早く動く能力が必要ということだよね!?
そうだな、横の動きと短い距離を速くという2点は正解!
ただ、それだけだと実はまだ70点くらいだ。
え~、あとは他にどの辺を鍛えればいいのさ…
考えても全然思いつかないよ…
まあこれは少し意地悪な答えかもしれないが…
テニスでは素早く動く能力と合わせて、素早く止まる能力も同じかそれ以上に重要なんだ
ちょっとイメージできないな…
素早く止まるのがコート上でなんでそんなに重要なの?
まあ、ちょっとイメージするのは難しいか。
じゃあ、ひとまずテニスについてまた細かく考えてみよう。
ラビットはラリー中のミスショットはどんなことが原因で起こると思う?
う~ん…ラリーでミスする原因っていうと相手のボールが強烈すぎたとか?
でも素早く止まるっていうのとは全然関係ないように思うけど…
確かに相手のボールが強烈な場合でミスをするForced Errorはあるな。
それは仕方がないとして、ここで着目してほしいのはUnforced Errorの方だ。
なに?フォースド?
いきなり英語を使うのはやめてよゴリラ!
ごめんごめん!
まずForcedというのは直訳すると強制されるなどといった意味になる。
つまりはFroced Errorは相手にエラー(ミス)を強制され失点したポイントということになる。
なるほど、ビッグサーブ打たれて失点とかだね。
じゃあもう一個の方のアンフォースドエラーっていうのは?
Unforcedは強制されていないといった逆の意味になる。
したがってUnforced Errorは強制されていないミス、すなわち凡ミスだ。
なるほどわかった!
でもそのUnforced Errorと素早く止まるっていうのに何の関係があるの?
じゃあまずこのUnforced Errorが起こる原因について考えてみよう。
ラビットが凡ミスをする時ってどんな時が多いか自分でわかるかい?
う~ん、弱気になったときとか…
あとは変な打点で打ってしまう時とかかな?
お、ぼんやりとだけど自分のミスの原因が言語化できているね!
2番目に言った理由の”変な打点”こそが素早く止まるに関係しているんだ!
ここまでくればもうなんとなくわかるだろう?
うん、素早くボールに近づけても丁度良い距離間で止まれないとダメってことだよね?
ゴリラが言った素早く止まるっていう能力がここで大事になるんだね。
その通り!素早く正確に止まれるようになることでミスが減るというプレイヤーは少なくない!
さらに素早く止まれるようになると方向転換や打った後の動きだしも確実に速くなるんだ。
じゃあジョコビッチの様な速さを手に入れるなら
①横方向への速さ
②2.5m以内の速さ
③止まる速さ
この3つを抑えたフットワークトレーニングがまずは大事なんだね!
その通り!
その3つを軸にまずは少しづつトレーニングを積み重ねてみてくれ。
一応どんなトレーニングがあるか一部だけだが紹介しておくから参考にな!
ジョコビッチのワークアウト。
— テニスゴリラ (@Tennis_P_C) January 5, 2024
進行方向を素早く変更するためや、効率よく爆発的な動作に移るための初動となるクロスオーバーステップ。
より広いコートカバー能力を求められる現代テニスにおいてもはや必須の動きとなるので繰り返し行い体に叩き込んでおく必要あり。
まあ僕は苦手なんですけどね笑 pic.twitter.com/O1p3L7SN2D
トミーポールのワークアウト。
— テニスゴリラ (@Tennis_P_C) January 4, 2024
ボックスから片足で着地し、すかさずサイドにジャンプすると言った動きのこの種目。
主に横方向へ移動する際の瞬発力の向上を目的として行っています。
見た目よりも強度が高いので怪我をさけるためにまずは低い台を使用したり、台なしで行ってみて下さい! pic.twitter.com/ouK70Wbjsx
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