錦織選手が久しぶりに躍動しておりますね。
パリオリンピックでもメダルにこそ絡めませんでしたが、シングルス・ダブルス共に良いプレイをしていましたし、
長い期間怪我に苦しめられていた状況から脱し、かつての輝きを取り戻しつつあります。
この復活劇の背景にどんな苦労や葛藤があったのかは当人しかわかりませんが…
地道な練習やトレーニングを続けてきた結果であることは間違いありません。
今回は私のTwitterの投稿からの引用となりますが、錦織選手が行っていて良いなと思ったトレーニングをいくつかピックアップしてご紹介していきます。
体幹&バランス
高い体幹能力とバランス能力はあらゆるスポーツにおいて必要不可欠。
このトレーニングの良いところはその両方の能力を向上できる点にあると思います。
もちろん体幹やバランスのトレーニングというのは様々な種類があるので、これだけやっていれば良いというわけではありませんが…
私がこのトレーニングを見て特に良いなと思うところは肩関節周辺の強度や安定性を強化できる点です。
肩関節は体中で一番自由に稼働する関節であるが故に、一番繊細な関節だといっても過言ではありません。
そのため、こういった片腕で一時的に体のバランスを維持するようなトレーニングなどを行い補強しておくと怪我の予防などに役立ってくるのでおススメです。
バランス&コーディネーション
これは見た目以上に様々な能力の向上が見込めるトレーニング種目です。
よくあるメディシンボールスローに見えるかもしれませんが、片脚で行いかつ1方向からではなく多方向から投げられたボールを捕球しその方向に投げ返るという形。
片脚でバランスを取りつつ、投げられた重いボールを捕球するのは見た目以上にバランスを崩されます。
また前方だけでなく、横方向や後方にも投げ返しているのでそこの力発揮も難易度は高いと言えます。
しかし、シチュエーションによっては様々な体勢から力を発揮しなければならないテニスという競技にピッタリのとレーニング種目と言えます。
そのため、通常のボールスローと合わせてこういったものも導入しておくのがおススメ!
脚力&コーディネーション
これはラテラルランジという種目で、横方向に足を出し、そのまま体重をかけてスクワットの様な動きをしていく動作となります。
なんだか簡単そうな動きに見えますが、トレーナーの意見としては正しく行うのは結構難しいです。
片足に体重を乗せた際の足裏への体重のかけ方だったり、下半身はもちろん上半身の動きだったり気を付けなければならないことは本当にたくさんあります。
もしこの動作をしっかりとマスターしたいという方はお近くのプロトレーナーにご相談することをおススメいたします。
Xの投稿内でも言及していますが、コート上の左右の切り返しやストロークの安定性にも大きく関係しているので全てのテニスプレイヤーに習得してほしい動きとなります。
まとめ
錦織選手が実際に行っているトレーニングを3つだけですがご紹介させていただきましたがいかがでしたか?
難しいと感じましたか?それとも逆に簡単だと感じましたか?
正直動き自体は複雑ではなく、シンプルなものばかりなので簡単だと思った方は多いのではないかと思います。
ただし、シンプルな動作一つとってもとことん追求し、体に覚えこませてコート上での動きにつなげていく。
これをあらゆる動作パターンで行い総合的な動きのクオリティを向上させていくのがプロなのです。
皆さんもコート上でのパフォーマンス向上を目指して、とりあえず上で紹介したトレーニングあたり始めてみませんか?
なにか動きに関するご質問などございましたら、コメント欄、もしくは私のXアカウントのDMに送っていただければ幸いです。
コメント