ねえゴリラ!
最近テニスの疲れが抜けない気がするんだけどなんでかな?
単純に練習&トレーニングとリカバリーの関係が釣り合ってないんだな。
疲労が抜けない原因はいろいろあるけれど…
まずはシンプルに1日の睡眠時間は何時間くらいか教えて。
寝る時間と起きる時間はバラバラだけど、大体6時間くらいは寝てるかな。
周りの人に聞いてもこれくらいの人多いし、普通くらいだと思うんだけど…
いや少ないね!そして時間がバラバラってのも良くない。
真剣にスポーツに取り組んでいてもっと強くなりたいなら、それじゃ話にならないぞ。
え!ホントに?
じゃあ疲労をしっかりと回復させるためにはどのくらい寝れば良いの?
まず睡眠時間だけど、アスリートの理想の睡眠時間は8時間以上!
そんでもって就寝時間と起床時間、特に起床時間は固定した方が良い。
9時間⁉プロの選手でもそんなに多く寝る人って少ないんじゃない?
それに起床のタイミングの固定はなんで?
休みの日は寝貯めしたいんだけど…
一度にそんなに質問されても困るが…
プロ選手の睡眠時間はラビットの想像より長いぞ!
まずは下に睡眠とパフォーマンスに関するデータを簡単にまとめたから見てほしい!
1. 怪我の予防
十分な睡眠時間の確保はアスリートの怪我予防に非常に重要な役割を果たします。
研究によると、十分な睡眠を取ることで、反応時間、判断力、および認知機能が向上し、それによってプレイ中の怪我のリスクを減少させることができます。
例えば、2014年の研究では睡眠時間が短いアスリートは十分な睡眠を取るアスリートに比べて怪我のリスクが高いことが示されている。
また、睡眠不足は注意力の散漫や反応時間の遅延を引き起こし、これが怪我の原因となることもしばしば。
2. パフォーマンスの向上
睡眠は身体能力の向上にも密接に関連しているとされている。
睡眠中には体の成長を促す成長ホルモンの分泌が高まり、筋肉の修復や成長が促進されるんだ。
これにより、筋力の向上、持久力の増加、パフォーマンスの改善が期待できるというわけ。
ある研究では十分な睡眠を取ることでスプリントタイムが向上し、なおかつ筋力トレーニングの効果が高まることが示されている。
またバスケットボール選手を対象とした違う研究では睡眠時間の差でシュート成功率とスプリントタイムが向上している。
そして何よりテニスに関する研究だが、睡眠時間をしっかりとるようにしたところサーブの確率が約6%向上したとの結果もあるんだ!
これは十分な睡眠が神経系の機能を最適化し、運動時の協調性や反応速度を高めることにも貢献しているからだと考えられている。
3. 疲労の回復
テニス選手に限らず、アスリートにとって睡眠は疲労回復の最も重要な手段の一つ!
睡眠中だけではないにしろ身体の修復作業はこの時間に大きく行われ、次の日のトレーニングや競技に備えることができる様になる。
また、疲労物質の分解と排出も睡眠中に行われているとされており、体内のエネルギー貯蔵もここで再構築される。
そのため、睡眠不足は回復プロセスを妨げパフォーマンスの低下や疲労の蓄積を引き起こす可能性があるんだ。
もちろん肉体的な疲労はもちろん、睡眠は心理的なストレスや緊張の軽減にも寄与していてメンタルヘルスの維持にも役立つのでメンタルスポーツと呼ばれるテニスにおいても非常に大切。
睡眠の効能を紹介し始めると本当にキリがないのでこの辺にしておくが…
大体、こういった良い効果は睡眠8時間を境に現れ始めるんだ。
だからラビットの睡眠時間6時間なんて問題外だ!
そっか、睡眠ってそんなに大事だったんだね…
周りの人と比べて少ないわけじゃないし、あまり深く考えてなかったよ。
もちろん、ラビットの疲労が抜けない原因は睡眠だけとは限らない。
ただし、高い確率で原因の一つにはなっていると思うから今後は気を付けような!
わかった!今日から8時間以上の睡眠を取れるように生活を見直すよ。
せっかくの練習が疲労のせいで効率悪くなってしまうのはもったいないからね!
多くの人は練習は必死で取り組んでも回復で差がつくと思っていない。
最高のパフォーマンスを発揮するには最高の練習と最適なリカバリーが必須!
このことを忘れてはいけないぞ!
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