おーいゴリラ!
ちょっと聞きたいことがあるんだけど!
お、なんだなんだ?
今日はなにが聞きたいんだ?
僕が将来テニス選手になりたいのは知ってるよね?
で、なれるかどうかも不安だけど何歳までプレイできるのか…
そう思ったらなんだか不安になってきちゃって。
なるほど、スポーツは誰もが生涯楽しめる素晴らしいもの。
しかし、プロの選手として活躍できるのはそう長くはないからね。
下のグラフはATPのTop100プレイヤーの平均年齢の推移だ。
参照元:https://claudiucreanga.github.io/data-science/age-male-tennis-players.html
やっぱり選手として長く活躍するのは難しいんだね。
プロになっても30代で引退とかになっちゃうのかな…
30代で引退できるならば結構息の長いプレイヤーだぞ!
近年のTop100の平均年齢は20代後半だが、選手の多くが引退するのも実はそのくらいだ。
平均すると男子プロ選手は平均28歳、女子プロ選手は26歳で引退するんだぞ。
えー!30歳までできるプレイできる選手の方が少ないのか…
ジョコビッチなんて36歳で未だに世界一だから知らなかったよ。
なんだかもっと不安になってきちゃった。
でもね、ラビットは知らないだろうが昔は今よりずっと短かったんだぞ。
ゴリラの生まれたくらいの年は平均して23歳くらいで引退だったんだ。
幼い頃、30歳で試合に出てたアガシを見て衝撃だった記憶がある。
23歳!?ということは選手寿命って実はかなり延びているんだね!
でもなんで昔はそんなに早く引退する人が多かったのかな?
まあ様々な要素が絡み合っているはずだから何とも言えないが…
現代の選手寿命が延びている要因は医学やトレーニング理論の進歩。
そういったところによる影響は非常に大きいはずだ。
なんで医学とかトレーニング理論の進歩が関係あるの?
テニスの選手寿命とはあんまり関係なさそうだけど…
関係大ありだ!
ラビットはテニス選手に限らずアスリートが引退する理由は主になんだと思う?
う~ん…
単純に試合に勝てなくなるからじゃないの?
そう、年をとって試合に勝てなくなるという場合は多い。
じゃあなぜ年をとると試合に勝てなくなるんだ?
それは若いプレイヤーの方が体力があるからだよ。
30代の人より10代、20代の人の方がパワフルだもん。
そこは間違っていない。
でもトレーニングによってその体力差が小さくなるとしたらどうだい?
30代でも十分に戦えると思わないか?
なるほど!
年齢を重ねても戦える筋力や体力がトレーニングで手に入るようになったんだね!
下の画像は30代前半の際のジョコビッチのデータとして分析されているデータだが…
Physicalの部分で高い数値をたたき出しているのがわかる。
画像参照元:https://ausopen.com/articles/news/player-dna-novak-djokovic-return-king
本当だ!ていうかこんなサイトがあるんだね(笑)
でもやっぱりトレーニングってすごい!筋肉こそ正義!
筋肉が正義なのは間違いない!ただし!
寿命が延びたのは筋力アップによるパフォーマンスの向上だけが要因ではない。
トレーニングで得られるもう一つの大きな効果は覚えているかい?
えーっと…
怪我の予防だったかな?
正解!覚えていて偉いぞ!
怪我を予防できるというのは選手寿命を延ばす上では非常に重要だ。
怪我はパフォーマンスを著しく低下させ、場合によっては引退まであり得る。
確かに怪我が原因でアスリートが引退ってニュースはよく見るね。
そう考えると選手寿命が延びるのも納得できるよ。
さらに発展した医学の進歩で怪我をしても回復させられるようになっている。
そういう意味でまず単純に医学とトレーニング理論の進歩が選手寿命に大きく
影響しているということができるんだ!
そうすると医学もトレーニング理論もまだまだ進化するよね?
もしかして僕がプロになっている頃には40歳までプレイできたりするかな?
そこまで劇的に進歩するかはわからないが…
もしかしたら2~3歳くらいは伸びているかもな!
休息をしっかりとりつつこれからもトレーニングに励みなさい!
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